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[アグリノートどうでしょう?]~ユーザーの声~ vol.12 有限会社グリーンサポート斐川 様

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収穫期の島根を訪問しました!

こんにちは、アグリノート・サポートチームです。

連載企画「アグリノートどうでしょう?」の第12回目です!

各地のアグリノートユーザー様の利用状況・活用状況をご紹介

という本企画の趣旨からは少し離れますが

こんな取り組みしていらっしゃいます!ということも含めてご紹介いたします。

≪ユーザーさま No,12≫ 有限会社グリーンサポート斐川 様

  • 地域/島根県出雲市(旧斐川町)
  • 主要作目/水稲、大麦、そばなど

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アプリを活用して記録作成

常にタブレットを携帯して、アグリノート・アプリから作業履歴の確認を行っています。毎朝5時半から1時間かけて管理している圃場を巡回し、それぞれの生育状態・状況を確認します。実際に目で視た情報と作業記録を照合してその日の計画を調整し、作業の配分を行って従業員に指示を与えています。記録や実際の生育状況に合わせてしっかりと作業調整を行うことで、よほどのことが無い限りは、私を含め従業員一同が土日を休日とすることができています。

しかし、毎朝50kmほど巡回するので、スクーターの走行距離がとても進んで困っております。

約30ha、約300筆の圃場を管理しており、生産物はJA斐川町に全量出荷しているので、トレーサビリティに必要な項目に絞ってアグリノートに記録を作成しています。圃場数が多いので、限定して効率的にアグリノートを使用しています。また、対応ができる従業員には、アグリノート・アプリを使っての記録作成を行うようにしております。

先日のアプリ機能改善で、マップデータの処理速度が向上したのは良かったです。ただ、登録圃場数・記録数などが多くなってくると、まだ動きが重たいように感じます。この点の改善は急務だと考えております。

合わせて、リスク管理の発想をシステムに盛り込むことを提案いたします。人員配置・機材の運用を考慮した場合、1日当たりの作業量や使用機材の効率の検証ができることは、とても重要な要素となります。そういったデータが得られることで、必要となる種苗・農薬・肥料の量なども事前に算出することでき、経営効率の改善につなげることができるもの、と考えております。

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私達の地域では、10年ほど前から圃場の集積管理事業が推進されており、現在ではほぼ完了した状態になっています。畦なども抜いて、一枚の大きな圃場をつくりました。こういった点でも、農作業や圃場管理の効率化を進めております。

お話いただいたなかにもありました通り、旧斐川町内では圃場の集積管理がほぼ終了しており、耕作放棄地は全体で1ha強を残すのみの状態とのことです。集積管理事業(外部サイト)の先駆けとして、これまでにも取り組みへの視察依頼が全国から多数寄せられていたそうです。先進的で公平な手法を実践されており、代表の勝部様は深くこの事業に携わっており、当日はかなりの時間を割いてこの分野のお話を聞かせていただきました。

本年から始まった農林水産省「人・農地プラン 」にも強い影響を与えた事業なので、今後の農地集積に関心がある方は、是非ご参考にしてみて下さい。

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集約化が行われた大きな圃場でのそば栽培と明渠掘削作業現場、その他にも様々な所を見学させていただきました。水はけが悪い圃場に明渠を掘り、来年の耕作面積を広げる作業の現場では、写真を撮影させていただきました。明渠を堀っているのは、第三セクターで条件不利農地対策として行っているもので、法人としての生い立ちから、比較的条件の悪い圃場を引き受けることが多いグリーンサポート斐川様。作業現場を前にして、「ここが主戦場です」とお話になる勝部代表の姿にとても力強いものを感じました。

収穫期のお忙しいなか、長時間にわたりご協力いただきありがとうございました。

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※移動中に旧斐川町域が見えたので撮影しました。