GAP認証取得に向けたアグリノート活用法 第1回:リスク評価編
こんにちは。アグリノートサポートチームです。
一般財団法人 日本GAP 協会のJGAP/ASIAGAP推奨システムとして認定されたアグリノートをより効果的にご利用いただくために、
GAP認証取得に向けたアグリノートの活用法を、弊社在籍のJGAP指導員がコラム形式でご案内いたします。
第1回は『リスク評価編』です。
GAP認証取得に向けたアグリノート活用法 -リスク評価編-
GAPにはJGAPやGLOBAL G.A.P.など様々なものがあり、それぞれ満たすべき要件(管理点)の表現は異なりますが、
概要としては似たような部分もあります。
例えば、JGAPやGLOBAL G.A.P.では年1回以上のリスク評価を求める管理点が複数あります。
今回はこのリスク評価に焦点をあわせてご紹介していきます。
リスク評価に関する作業項目を作成する
まずリスク評価を記録するための作業項目を作成します。
作業項目にはグループを設定できるので、GAPに関わる作業項目は通常の農作業記録で使用する作業項目とグループを分けておくと探しやすくなります。
また、作業項目のメモ欄には自由に文章を記入しておけるので、例えばGAPの管理点で求められているリスク評価のポイントなどをメモしておくと良いでしょう。
リスク評価に関する作業予定を立てる
リスク評価後に結果のみを記録することもできますが、予定として事前に入力しておくことで、計画的にリスク評価を行うことができます。
作業の予定・実績の記録では「作付・区画」の選択が必須ですが、このときの「作付・区画」は、「選果場」のように実際にリスク評価を行う施設を選択するとよいでしょう。こうしておけばリスク評価の結果を後でまとめて確認する際に役立ちます。
また、あらかじめ「選果場」のような管理施設を圃場として登録しておくことをおすすめします。管理施設を圃場として登録しておくことで、管理施設の一覧表と地図を同時に作成できるという利点もあります。これはGAPの他の管理点に対応する際にも役立ちます。
リスク評価結果を記録する
リスク評価を行ったら評価結果を記録しましょう。メモ欄を利用すればリスク評価の結果を自由に記録することが可能です。
記録には画像を添付できるので、他のソフトウェアで作成した施設内の配置図などを添付しておくことも可能です。
また、作業記録として記録すればモバイル版のアグリノートからも確認できるので、農場の作業員にリスク評価結果を周知できます。
リスク評価結果を振り返る
アグリノートでは圃場ごとの記録の詳細をまとめて確認できます。「圃場から」の一覧からリスク評価を行った場所を選べば、リスク評価の履歴が確認できることになります。古い記録を確認する場合には「表示設定」から表示期間を「全期間」に設定しください。
GAPに取り組み、より良い農場運営をしていくためには、記録を蓄積するだけでなく、過去の記録を振り返り検討することも大切です。毎年記録を作成していけば、過去にどのような問題があったのか、どのように改善してきたのかを一覧で確認できるようになるので、振り返りと検討がより行いやすくなるでしょう。
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いかがでしたか?
アグリノートには他にもGAP認証取得に役立つ機能が満載です!
GAP認証取得を目指す皆様、ぜひともアグリノートを活用してみてくださいね(・ㅂ・)و ̑