アグリノート ブラウザ版 収穫・出荷量の単位にkg換算値設定機能が追加されました
こんにちは。アグリノート・サポートチームです。
本日ブラウザ版の機能リリースを実施し、収穫・出荷量の記録単位に対し自動でkg換算した値を表示する、重量換算機能が追加されました。
収穫・出荷の単位は、作付内容によって「箱」・「俵」・「コンテナ」・「袋」などさまざまで、これにサイズなどの違いを加えると多岐にわたるため、皆さまの収穫・出荷の荷姿に応じて自由に設定することができます。
今回の機能追加により、この収穫・出荷の単位に対し、[1単位の重量(kg)]を自動で計算して、出荷量欄に追加情報として表示されるようになりました。
異なる規格の収穫・出荷形態を、統一単位(kg)で確認・集計できるので、収支の確認や総出荷量の把握がしやすくなります。
それでは[1単位の重量(kg)]の設定手順と、画面上でどのように確認できるのかをご紹介いたします。
収穫・出荷の1単位あたりの重量を自動計算。全体量が明確に
単位あたりの重量を設定する
収穫・出荷の「1単位あたり何kgなのか」の自動計算を有効にするためには、重量の設定が必要です。
[設定]>[収穫・出荷]に進み[単位]を選択すると、あらたに[1単位あたり重量]欄が追加されています。
“kg”が最上段に表示されていますが、kg換算値設定機能の追加により、“kg”は初期設定として登録されます(編集・削除はできません)。
収穫・出荷量を“kg”で記録する場合は、独自に登録設定せずにこのままご利用いただけます。
(“kg”以外の重量単位で記録する場合は、単位の設定が必要です)
新規に収穫・出荷単位を設定する場合は、画面右上[+単位を追加する]ボタンから設定に進みます。
すでに設定済みの単位に対し、[1単位あたり重量]を設定する場合は、[編集]ボタンをクリックします。
下の画像は新規に単位を設定中の状態です。
[1単位あたり重量]欄を見ると、“1俵=60㎏”など規格ごとに単位と[1単位あたり重量]が登録されています。
このように、単位設定の際は[1単位あたり重量]についても合わせて登録してください。
収穫記録、出荷記録作成画面での重要の表示
[1単位あたり重量]を設定すると、収穫記録、出荷記録に重量換算値が表示されます。
下の画像は、Mサイズ・10箱の入力値に対し“1箱=10㎏”で計算された重量が表示されています。
出荷記録についても同様に、出荷数量の入力欄下に重量が表示されます。
収穫・出荷の重量については、表示のみでなく記録としても保存されるので、さまざまな記録閲覧画面で数値を確認できます。
収穫記録、出荷記録をデータ出力した場合も、収穫・出荷数と合わせて重量換算値も出力されます。
上の画像は収支画面で作付を選択した状態です。
同じ作付(商品)でも出荷先によって一方は《袋単位》で、もう一方は《箱単位》で出荷していますが、数量欄を見ると重量換算した数量が表示されています。
このように、いつもの荷姿単位でそのまま出荷を記録していても、集計結果から比較することができます。
なお、以前より収穫・出荷の記録を荷姿と重量を単位として設定し、その両方で記録していた場合では、荷姿(袋など)に対し[1単位あたり重量]を設定すると、合計重量が倍になる場合があります。
単位:袋について[1単位あたり重量]を1袋:5㎏で追加設定すると、合計重量が300㎏で計算されてしまう
例のような方法で、収穫・出荷記録を工夫して作成されていた方にはお手数をおかけいたしますが、[1単位あたり重量]を設定する際にはこれまでの収穫・出荷記録の確認をお願いいたします。
収穫・出荷単位と[1単位あたり重量]を合わせて設定することで、より正確にわかりやすく合計出荷量の管理が可能になります。
是非収穫・出荷の単位設定を確認し、[1単位あたり重量]を設定してみてください。
なお今回の機能リリースは、モバイルアプリ(iOS/Androidともに)の収穫記録作成に対応しています。
アプリでの収穫記録作成においても、[1単位あたり重量]に応じた換算値が表示・記録されます。
最新バージョン〔v.2.27.0〕にアップデートしてご利用ください。
引き続きアグリノートをよろしくお願いいたします。