新サービス 『アグリノート米市場（こめいちば）』 の開始について

　ウォーターセル株式会社（本社：新潟県新潟市、代表取締役社長：長井 啓友、以下「ウォーターセル」）は、米生産者と米卸業者・実需家に米取引の場を提供する新サービス『アグリノート米市場』を、2020年秋に開始します。

《アグリノート米市場がつくる新しい米市場》

● アグリノート米市場は、専用のアプリケーションを使用して、米生産者と米卸業者・実需家がインターネット上で米の売買取引をする場を提供するサービスです。

● ウォーターセルが提供する営農支援ツール「アグリノート」のユーザーである米生産者が、米の売り手として利用できます。また買い手には、全国展開をしている大手米卸業者複数社が参加予定であり、さらに今後、外食業者などの実需家にも広く参加を呼び掛けていきます。

● 取引は、栽培開始前後から収穫開始前までの事前契約を原則としています。最大で約1年後に収穫・売買する米の銘柄・価格・数量を予め決めることで、米生産者の計画生産・経営の安定化を支援し、また、米卸業者・実需家の調達の安定化に貢献します。

● アグリノート米市場は、売り手と買い手の売買契約を仲介するものであり、直接的には契約に関与しません。ただし、２者間における米の受渡不備や代金未払いのリスク低減のため、米が発送確認された後に買い手から玄米代金を預かり、その後買い手による現品の検収確認後に、売り手に米の代金を支払うという決済代行（収納代行）の仕組みを提供します。

《アグリノート米市場での取引の流れ》

1. アグリノート米市場に参加する買い手（米卸業者・実需家）が、専用のアプリケーションに買いたいお米の条件である「オファー」を登録します。オファーには、米の銘柄や産地、等級などのほか、種子提供や営農指導など、さまざまな付帯条件も設定できます。

2. 売り手（米生産者）は、米市場に表示されるオファーを確認し、取引を希望するオファーがあればその旨を回答します。回答時には、オファーによっては単価の増額などの条件を提示できます。

3. 売り手と買い手の間で、取引条件が整合できたら契約成立となります。

※ 取引する米は検査後の玄米を基本としますが、一部未検米へのオファーが出されることも想定されます。
※ 取引は１口約200俵（大型トラック1台分程度）です。（実際の取引量は荷姿により前後します）
※ 売り手からの玄米発送後、入金までの目安は通常7-10日程度です。
※ サービスの開始後、取引可能な米は令和３年産からです。令和２年産は取引できません。
※ 本サービスの内容は予告なく変更する場合があります。

　アグリノート米市場は、サービス開始後も、利用者の様々な要望にお応えできるようサービスの拡充に努めて参ります。ウォーターセルがお届けする新サービス「アグリノート米市場」に、どうぞご期待ください。

　【プレスリリース】新サービス 『アグリノート米市場（こめいちば）』 の開始について