導入事例

トップページ 導入事例 GAP GAPへの取組みを通じ記録に対する意識が向上。記録と管理を一元化してさらなる意識向上を目指します。

GAPへの取組みを通じ記録に対する意識が向上。記録と管理を一元化してさらなる意識向上を目指します。

新潟県阿賀野市有限会社 安田興和農事

この事例のポイント!

  • GAPの管理項目を踏まえ、整理と管理を実現
  • 点在する圃場をマップで的確に管理
  • スタッフ別、品種別などさまざまな視点で記録を管理・集計

有限会社 安田興和農事様

管理農地の増加、スタッフの増員から現場改善へ

H26年にいちご、H27年には穀物でJGAP認証を取得した安田興和農事様は、酪農が盛んな地域の特性を活かし、完熟堆肥を活用した土づくりを続ける「エコファーマー」でもあります。また異業種からの採用を積極的に行い、次世代の担い手育成にも注力するなど、GAPへの取り組み以外にも精力的に活動されています。そこで今回は、アグリノートの日々の運用と、GAPに向けた取り組みについてお話を伺いました。

社長の几帳面さと現場改善への意識が相まって、細かい審査基準にも前向きに

– JGAPを意識したきっかけはどのようなことでしたか。

「きっかけは普及員の方の勧めです。当初は手間がかかるのではないか、自分たちで実践できるのか不安を感じる部分もありましたが、JGAPの管理項目をみて常日頃気になっていた点を改善できると感じ、前向きになりましたね。」

– 「気になっていた点」というのはどのようなことでしょうか。

作業場 「作業場、作業用具などの整理整頓です。JGAPの総合規則には、農場管理の見える化として、倉庫などでの保管物についても文書で管理することを求められます。また収穫物の取り扱いにおいて、汚染されたものの混入を防ぐための策をとっているかなど、リスクを把握して管理できているかも問われます。このリスク管理を行うには、整理整頓が重要になります。整理整頓ができれば現場の無駄の改善にもつながると考えました。」

– JGAPの申請までの準備にどのくらいの期間がかかりましたか。

 「半年くらいです。作目や栽培環境が変われば当然リスクも異なるので、まずはいちごでの申請からはじめて、次に穀物へと段階を踏んで進めました。」

– 申請までに心がけたこと、またどのようなことに注意されていましたか。

「作業の記録を毎日きちんと残すことですね。アグリノートへの入力はもちろん、場合によっては紙へのメモも併用して、全員で記録をつけることを徹底するよう注意していました。」

農地管理、コスト管理など、以前より管理の手間が減り効率アップ

– 記録作成の徹底を心がけていたと伺いましたが、日ごろアグリノートをどのようにご活用いただいていますか。

作業場 「日々の作業の記録を正確に取り、データを出力してさまざまな管理を行っています。作業時間については、スタッフ別、品種別、作業項目別に集計し、コスト管理に活用しています。あとは農地管理ですね。管理する農地が増え、一番遠いところでは車で20分もかかる場合があって。以前は現場で覚えて管理は頭の中でだけという状況だったのが、アグリノートでは圃場をマップ上で管理できてスタッフともかんたんに共有できています。」

– JGAPへの取り組みという点で、アグリノートが便利だと感じられたことはありますか。

「作業台帳はアグリノートの記録を見せるだけでOKでした。非常に楽になりました(笑)。アグリノートには最新の農薬情報が入っていますよね。これも記録をつけるときとても便利に感じています。危険個所やリスクもマップ上の立て看板で見られるのはとても良いですね。」

アグリノートの記録を見るスタッフ

– 今後のJGAPへの取り組みについて、またアグリノートをどのように活用していきたいかをお聞かせください。

 「まだ紙で管理している土地台帳の内容をアグリノートに移して一元管理したいです。記録と管理を一本化したいですね。JGAPへの取り組みも継続していきます。取り組みを通じて現場の整備ができて良かったと感じています。今後もっとスタッフ全体の意識を向上していきたいです。」

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