導入事例

トップページ 導入事例 GAP GLOBALG.A.P.は毎年バージョンアップする。だから私たちもバージョンアップしていく必要があります。

GLOBALG.A.P.は毎年バージョンアップする。
だから私たちもバージョンアップしていく必要があります。

新潟県村上市農事組合法人 せせらぎ

この事例のポイント!

  • いつでもどこでも記録が確認できる手軽さを実感
  • 作業履歴の提出など、GAP審査に活用

GAPへの挑戦を通じて、工程管理をさらにレベルアップさせたい。

「このままでは高齢化と若者の離農で、将来の地域農業が消えてしまう。」 そんな危機感から、平成19年に集落13戸でスタートした農事組合法人せせらぎ様は、若手社員を中心に次々と新しいことに挑戦しています。平成21年にはJA岩船米生産対策協議会主催『平成20年度生産高品質食味米 優秀賞』を受賞。以来食の安全を考え、ブランディングによる「侍米」販売や、GLOBALG.A.P.の認証を取得するなど、米づくりを中心に積極的な活動を進めています。
農事組合法人 せせらぎスタッフの皆さん

コメントをいただいた金子様(前列左から2人目)とせせらぎスタッフの皆さん

– アグリノートを導入したきっかけをお聞かせいただけますか。

「以前は当社で作成した栽培管理表で作業実績を管理していました。そのため管理業務やデータの入力をするためには、毎回会社に行く必要があり、非常に手間を感じていました。そんな中アグリノートを実際に使用している農業者の声を聞いて興味を持ったのがきっかけです。」

– 実際にアグリノートを使ってみていかがでしたか。

「一番便利だったのは、いつ、どこで何の作業を行ったのかがどこにいても確認できることでした。大きな会合やグループでの集まりでもすぐにデータを確認できるので、書類を持ち運ぶ必要がなくなったのは非常にメリットに感じています。現在は事務所でディスプレイを2つ使ってアグリノートとエクセルを2画面で同時に操作しています。事務作業や分析などがかなり効率化されました。」

施策が増えれば面倒が増える。
でもそれをやったからこそ取れるデータがあります。

– ではGLOBALG.A.P.への取り組みについてお聞かせください。
GLOBALG.A.P.を意識したきっかけはどのようなことでしたか。

GLOBAL GAP「以前からGAPの認証取得については意識していましたが、30年問題(減反廃止)やオリンピックの話が出てきて、取得にむけて動き出しました。きっかけは国内、国際情勢の変化への対応でしたが、従来の工程管理をさらにレベルアップさせるためという目的もありました。GAPに関する活動を通じて、従業員の意識向上なども期待していました。」

– GLOBALG.A.P.の申請までの準備にどのくらいの期間がかかりましたか。

「準備期間は実質6カ月ほどですが、GLOBALG.A.P.の認証申請の検討を始めたのは約3年前になります。」

– GLOBALG.A.P.への取り組みの中で、アグリノートをどのようにご活用いただきましたか。

「作業履歴の提出です。できるだけ記録を残すことを意識していました。GLOBALG.A.P.には更新審査があるので、引き続きアグリノートにしっかり記録をつけて、作業記録の管理に活かしていきたいです。」

– 申請までに苦労された点や、工夫された点、心がけたことなどはありますか。

「ある程度は認証取得を意識して仕事を行っていましたが、ほとんどゼロからのスタートだったので、当初はできるかどうかという不安がありました。準備を進める中で、米の乾燥調製の際に紙のシートに刈取り日と地番の記入をはじめました。当初は従業員から手間が増えることへの不満が出ましたが、徐々にそれが普通になり不満も出なくなりました。少しずつ当たり前に習慣化していくことが大切です。施策が増えるほど面倒にはなりますが、それをやったからこそ取れるデータがある。従業員にただやってくれと頼むのではなく、やったことをデータとして公開すれば、皆が今まで気づかなかったことが見えてきます。データは皆で共有し理解できるように心がけています。」

目指す方向をしっかり伝え、共有する。
一人ひとりの協力があってこそ目標にチャレンジできます。

– 昨年の12月にGLOBALG.A.P.の認証を取得されて、どのような変化がありましたか。

侍米「認証に向けての活動を通じて、法人として何が足りなかったのかが見えてきました。活動した甲斐があったと感じています。GLOBALG.A.P.は毎年バージョンアップしていくので、常に意識し私たちもバージョンアップしていく必要があります。スタッフ管理も重要なので、業務開始前に全体ミーティングをし、その議事録を取って共有しています。一人ひとりの協力があってできることですし、目指す方向をしっかり伝え理解してもらわなければ、目標とすることへのチャレンジはできません。今後も皆で協力していきたいですね。」

– 今後どのようにアグリノートを活用していきたいか、またご要望などをお聞かせください。

「アグリノートは引き続き作業記録の管理に活用したいと考えています。要望ですが、利用料金が高くなってもいいのでGAP専用のアグリノートがあっても良いのではと思います。作業記録だけではなく、機械の管理やエリアマップの表示など、GAP認証の準備・管理まですべてを行えるツールはまだ日本にはないので、アグリノートでそれができたら魅力的ですね。」

農事組合法人 せせらぎスタッフさん

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