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アグリノート ISEKIアグリサポート連携「可変施肥田植機の施肥設定」機能に、新機能が追加されました

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こんにちは。アグリノート・サポートチームです。

本日パソコンブラウザ版の機能リリースを実施し、ISEKIアグリサポートとの連携において利用可能な『可変施肥田植機の施肥設定』機能新機能が追加されました。

『可変施肥田植機の施肥設定』機能では、ISEKIアグリサポート経由でアグリノートに自動で記録された収量コンバインの作業実績や、直接記録した収穫実績をもとに、アグリノートから可変施肥田植機の施肥設定ができます。
今回の機能追加により、圃場個別に減肥率の調整が可能になるなど、より施肥計画を検討・設定しやすくなりました。

圃場別の施肥設計に対応。施肥効果の判定もより明確に

圃場個別に減肥率を設定する

これまで作付単位で設定していた減肥率ですが、従来の一括設定に加え、圃場個別の設定にも対応しました。
作付設定の[栽培計画]から[可変施肥]の設定に進むと、作付に紐づく圃場一覧(カード)を確認できます。

独自の減肥率を設定する圃場の[編集]をクリックすると、減肥率の入力欄が開きます。
設定値を入力して[保存]をクリックしたら、その圃場の施肥設定は完了です。

圃場の履歴を確認して施肥内容を考える

圃場カードには、圃場個別の施肥設計欄の他に[前作までの詳細を表示]ボタンが追加されています。
こちらをクリックすると、画面左にその圃場の栽培履歴が表示されます。

栽培履歴表示の右上[過去作付表示]をクリックすると、前作から遡った内容も表示できます。

その圃場の前作/前々作の施肥内容や収穫量がどうだったのかをすぐに確認できるので、施肥設定の参考にしてみてはいかがでしょうか。

また、前作/前々作の栽培履歴にはそれぞれ[変更]ボタンがあり、表示内容を変えることができます。例えば、「大豆を栽培した年を除いて、同じ品種を栽培した履歴のみを表示する」など、閲覧・比較したい内容に応じて表示を操作できます。

施肥結果を別の基準で確認する

可変施肥の設定は、収穫量と倒伏状態をもとに実績データを判定し、圃場を6つの基準値(グループ)に色分けして表示します。
※収穫量や倒伏状態のデータがなかった場合などは、判定:不明(グレー)で表示されます

今回の機能追加では、収穫量の基準を変更する機能が追加されました。

 

収穫量の基準の変更は、マップ画面左下の[凡例]ウィジェットから操作します。
上の画像は、圃場マップの表示を、通常の基準値から変更する手順をまとめたものです。
作付別に収穫量を調整したり、計画収量または収穫量を基準値とした一括表示など、マップ表示を切り替えて確認できます。

収穫量と倒伏状態の双方をもとにした収穫結果の判定を踏まえ、収穫量の基準値を調整することで「倒伏も多く悪い判定となっていた中でも、収穫量は計画値に近かった」など、施肥結果を多角的にご覧いただけます。

新機能が追加されたことで、『可変施肥田植機の施肥設定』機能がよりパワーアップしました。
経緯・結果を分析し、改善につなげる施肥設計をもとに、可変施肥田植機をご利用いただけるのではないでしょうか。

 

 【参考】
 2020-01-30|アグリノート ISEKIアグリサポート連携に「可変施肥田植機の施肥設定」機能が追加されました
 https://www.agri-note.jp/2020/01/isekias-info20200129/

 
引き続きアグリノートをよろしくお願いいたします。

 


※本機能は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:大D08、課題名:農業データの一元管理によるスマート農業体系の実証)」(事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の取り組みにおいて開発したものです。